2021年11月28日:世界中で取られている新型コロナウイルス対策はSDGである

あなたはSDGを知っていますか?
2015年の国連サミットで採択された国際目標で、2030年までに持続可能な世界を目指すものです。
「誰一人取り残さない」をスローガンとしています。

これを見てどう思いますか?
差別や貧困、環境破壊のない世界を目指すのはすばらしいけど、実現不可能だろうと思う方が多いのではないのでしょうか。

管理者もそう思っていました。このコロナ騒動が始まるまでは。

SDGでなかった、これまでのワクチン開発

製薬会社は多額の研究費と時間をかけて薬を開発します。完成したらすぐ販売できるわけではなく、少人数の治験で基本的な有効性・安全性を確認し、その後規模を拡げて治験を繰り返します。同時に長期的な安全性についても評価します。
ここで問題となるのが、副作用の恐れがあっても治験に参加してくれる人を集めることです。病気を治療する薬の場合は、その病気で苦しんでいる人が治験に参加してくれる可能性が高いです。しかしワクチンとなるといかがでしょう。あなたは病気にかかってもいないのに、新規開発されたワクチンを受けたいと思いますか?

こういった難点に対処するため、病気にかかっても医療にアクセスしにくい発展途上国の人を対象としたり、参加者に謝礼を支払ったりして治験が行われてきました。その結果、貧困層が治験で新薬の副作用のリスクを負い、治験を通過した薬の恩恵を非貧困層が享受するというSDGでない形になっていました。
参考:チャドで行われた髄膜炎ワクチンで40人の子供に麻痺

SDGでなかった、人の命の重みづけ

新型コロナウイルス感染症には高齢者や基礎疾患のある人が重症化・死亡しやすく、若年者は重症化しにくい傾向があります。そのため、「みんな感染して、生き残った人が社会を作っていけばいい」という議論がありました。
しかし、これは若くて健康な人の命のほうが大事という従来の価値観に基づいており、SDGではありません。若い人も老いた人も、健康な人も基礎疾患がある人も、命の重みは同じであるべきというのがSDGです。

コロナ騒動で達成されたSDG

以上の点で新型コロナワクチンは違いました。新型コロナウイルス感染症を恐れた人や行動制限で困窮した人が進んで治験に参加しました。ワクチンの恩恵を受ける人たちが自ら副作用のリスクを負ったわけです。
また、重症化しやすい高齢者や基礎疾患のある人だけでなく、全年齢層にワクチン接種が促されました。そして若年者の副作用(アナフィラキシーや心筋炎)の発生率が高いことが判明しても中止されませんでした。
若年者と高齢者の健康リスクを平坦化させたわけです。

このようにして、新型コロナウイルスの危険性を誇張し、過剰な行動制限で心理的・経済的被害を拡大した上で、ワクチンの副作用リスクを矮小化することでSDGが達成されたと言えます。
管理者は当初、なぜ各国政府が示し合わせたような対応をするのだろうと疑問に思っておりました。しかし、種々の出来事から理解しました。SDGを本気で達成しようとしている人々が存在し、ある種の正義のもとで行動していることを。

すでに気候、移民、食料問題など同様の手段でSDG達成が図られようとしている前兆が垣間見られますが、「嘘も方便」の乱発は最終的には政府や専門家の信頼を失墜させるのではないかと懸念しております。

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