国内で新型コロナワクチン接種後にアナフィラキシー(強いアレルギー反応)が100万分の数回の頻度で起こったと報告されています。
新型コロナワクチンの副反応疑い報告について
新型コロナワクチンでアナフィラキシーが起こる原因は何でしょう。
以下の論文では2つの可能性を論じています。
これを検証する上で、次の論文が参考になります。
First-Dose mRNA COVID-19 Vaccine Allergic Reactions: Limited Role for Excipient Skin Testing
米国で1回目の新型コロナワクチン接種後にアレルギー症状を起こした80人を対象に、皮膚テストを行っています。
皮膚に針を刺して、ポリエチレングリコールなどを含む医薬品を滴下し、皮膚が赤く腫れるかを見ます。
反応があったのは14人(18%)のみで、そのうち9人は2回目の新型コロナワクチン接種を受けてもアレルギー症状を発症しませんでした。
以上の結果を見ると、新型コロナワクチンによるアレルギー反応の原因はポリエチレングリコールばかりではないようです。
ここで、国内で報道された新型コロナワクチン後のアナフィラキシー経験談を紹介します。
一般的にアナフィラキシーは原因物質を体内に取り入れた後、4時間以内に生じることが多いとされていますが、
記事ではかなりの時間が経過してから発症したり、一度回復してから発症したりしています。
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(接種直後と5日後にアナフィラキシーを発症)
“もう少し遅かったらやばかった” アレルギーとワクチン接種
(接種30分後と2日後にアナフィラキシーを発症)
ぱんちゃん璃奈「体は日に日に成長」ワクチン接種後アナフィラキシー症状も
(接種12時間後にアナフィラキシーを発症)
以上のように、ワクチン接種後に長い時間が経過してからアナフィラキシーを発症している例が3件も報道されているところを見ると、
ポリエチレングリコールなどの添加物によってアナフィラキシーを発症したのではなく、ワクチンの薬効成分であるmRNAが細胞内に入って生成されたスパイクタンパクに対して時間差でアナフィラキシーを発症したと考えるほうが自然です。
そのように考えると、以下のような問題があります。
早急な検証、対応が必要な問題だと思います。