2021年9月25日:国内の新型コロナワクチン接種後の副作用報告数は実際より大幅に少ない可能性

以下のページに新型コロナワクチン接種後の有害事象報告が集計された資料があります。
厚生科学審議会 (予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会)

統計処理を行うため、この資料をもとに作成された個人ページを利用しました。データが豊富にあるファイザー社のmRNAワクチン「コミナティ®」について検討します。
コロナワクチン 副反応データベース検索

症状が重篤かそうでないか、ワクチン接種との因果関係があるか不明かで分けられております。
軽症や因果関係不明の有害事象はワクチン接種が進むにつれて徐々に報告されなくなることが予想されるため、今回は重篤で因果関係がある1855件を扱ってみます。

ワクチンを接種した日と有害事象として報告された累積人数をグラフにすると以下の通りです。

2~6月は一定のペースで報告が増加しますが、7月以降は頭打ちになっております。

このグラフにコミナティの接種数を重ねてみます。(以下のページを利用しました。)
首相官邸ホームページ新型コロナワクチンについて
有害事象報告数は左の縦軸、ワクチン接種数は右の縦軸で縮尺が違うことにご注意ください。

本来であれば、ワクチンの接種数が増えれば、有害事象の報告数も比例して増えるはずですが、そうなっていません。
この原因として、5月から大規模接種が始まったことが考えられます。
個別接種の場合は病院や診療所の医師がワクチン接種を行い、生じた有害事象についてはその医師が報告する責任を負います。
しかし、大規模接種の場合は直後に発生した有害事象以外は他の診療所や病院で対応され、有害事象報告の責任所在が明確にならないからです。

4月30日までのワクチン接種数と有害事象報告数の関係から、5月以降の有害事象発生数を予測すると以下の灰色線のようになります。

このように考えると、9月時点での有害事象の予測は24000件で、報告数の15倍程度となり、ワクチンの安全性が正しく評価できていない可能性が高いです。

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